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ドッガー・バンク海戦 (1916年) : ウィキペディア日本語版 | ドッガー・バンク海戦 (1916年)[どっがーばんくかいせん]
ドッガー・バンク海戦(Battle of Dogger Bank)は、第一次世界大戦中の1916年2月10日に発生したドイツ海軍とイギリス海軍との間の海戦。北海へ出撃したドイツの3つの水雷隊がドッガー・バンク付近でイギリスの第15掃海隊と交戦した。ドイツ軍は最初イギリスの掃海隊を巡洋艦だと誤認し攻撃を躊躇したが、最終的に攻撃を決意した。実際にはイギリス軍は掃海スループであり、逃走を試みた。逃走に成功するまでにイギリスのスループアラビスが撃沈された。ドイツ軍は巡洋艦2隻を沈めたとしたが、実際に沈んだのはアラビス1隻のみであった。 ==背景== フーゴ・フォン・ポール提督が病気となり、1916年にラインハルト・シェア提督が大洋艦隊の指揮をとるようになると、ドイツは北海においてより攻撃的な戦略をとるようになった〔Chisholm, 1076〕。その一環として、イギリス支配地域への襲撃もより頻繁に行われるようになった。ドイツは第2、第6、第9水雷艇隊を連合国船舶攻撃のためドッガー・バンクへ出撃させた〔Tarrant, 45〕。出撃した水雷艇は合計で25隻であった〔Wilson, 120〕。ドイツの水雷艇が向かった海域に存在していたのは、アラビス、ポピー、バターカップ、アリッサムからなるイギリスの第10掃海隊であった〔Wilson, 119〕。それらは1250トンで4.7インチ砲2門と3ポンド対空砲2門を搭載しているアラビス級スループであり、多数のドイツ水雷艇と戦えるようなものではなかった〔Gardiner, 95〕。
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